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派遣薬剤師が派遣先の薬局さんで働かせて頂く場合、調剤担当になると、どこになにがあるのか不慣れでピッキングに時間がかかったりすることから、監査・投薬業務が中心になることが多いです。
派遣先の薬局さんからすれば、高い時給を払っているのに、常勤薬剤師さんの半分くらいの仕事量しかこなせない派遣薬剤師。
数少ない出来る仕事である「監査・投薬」はしっかりしてもらわないと、割に合わないと思っていらっしゃることと思います。(私が社員で働いていたころはそう思っていました(笑)。)
もちろん、精一杯こき使って頂きたいのですが、派遣先のある薬局さんで、ある男性社員さんにあたると、私の休憩時間以外(ときどき、休憩時間も)の投薬は全て私が担当している薬局がありました。
監査・投薬は、数少ない出来る仕事なので、もちろんがっつりと任せていただきたいです。
せっかくお邪魔したのに、手持ち無沙汰なのはつらいものがあります。
それに、派遣薬剤師を使って頂き「いないより、いた方が少しは業務が楽だった」と、薬局さんに思って頂くようにすることが、私の仕事ですから!
ただ、下記のような場合には、もしかしたら臨機応変にご対応いただいた方が、患者様のためにも良かったのではないかと思った次第です。
1)男性が担当した方がよさそうなお薬の投薬の場合
たとえば、ED治療薬、泌尿器系の初診など。
これまで数件勤務させて頂いた薬局で、男女の薬剤師がいるお店では、ED治療薬薬などは男性薬剤師、婦人科系や妊娠検査薬などは女性薬剤師が自然と担当していたので、そういうものだと思っていました。
医療人として考えると、患者さんの男女、疾病に関係なく接することができないといけないのは確かですから、これは私の考え方が偏っていたのだろうな…と思う気持ちもあります。
患者さんはどう感じるのか…ということを考えると、どうなのかな?と思いました。
2)投薬可能な薬が2件以上溜まっている場合
監査台の上に投薬可能な薬が数件溜まっていても、患者様からの相談などを受けて投薬が長引いていても、患者様に「お待たせしてすみません」と声掛けはするものの、投薬はなさらないことがありました。
患者様のことを考えたら、臨機応変にご対応頂いた方が良かったかもしれないと感じました。
派遣薬剤師を使っている薬局様、どうなさっていますか?
これからも、いろいろな薬局さんで働かせて頂いて、それぞれの薬局さんの良いところを集めた、患者様がかかりつけにしたくなる薬局、薬剤師が働きやすい薬局はどのようなな薬局なのか探求していきたいと思っています。
きっと多くの薬剤師さんは自宅近くの薬局で勤め上げて、その地域の方と密接に関わり、地域の医療に貢献されていると思うのですが、私のようにふらふらとあちこちの地域の薬局で務めると、いろいろな地域の差が分かるので、これはこれで楽しいです。
以下は、同じ東京23区なのに、特に違いが顕著で面白いな~と思った3つの区です。
■大田区
ロケーション:下町の商店街
・地域の人がふらりと立ち寄って30分も1時間も長話をしていく
・ヘルパーさんがよくお見えになる
・自転車で薬局に乗り付ける方多数
・おばあちゃんは手押し車みたいな買い物カートを引いてくることが多い(大田区のおばあちゃんの間で流行?)
・患者さんがよく差し入れをくださる
・生活保護の方が多い
・患者さんのお財布はQVCとかで売っていそうなお財布が多い
・キラキラネーム多い
・おいてある雑誌「女性自身」「スポーツ新聞」
■世田谷区
ロケーション:住宅地近くの商店街
・ばあやが薬を取りに来る
・薬の配達に行くと豪邸でびっくりする
・高齢者の負担割合をみると7割ばかり
・店内にクラシックが流れている
・万券支払率が高い
・アンケートの字が綺麗
・キラキラネーム少ない
・おいてある雑誌「AERA」「オレンジページ」
■江東区
ロケーション:新興住宅地とオフィス
・ベビーシッターさんが薬を取りに来る
・共働きが多いのか、平日にお父さんが子連れで来局されることが多い
・朝一、昼休み、18時頃に会社員の来局が増える
・待合室に置いてある血圧計の使用頻度が高い(サラリーマンが待ち時間に測っている)
・外国の患者さんが多い(1日5人くらい)
・お財布はCOACH、ルイ・ヴィトン、シャネルなどブランドものが多い
・キラキラネーム少ない
・健康志向の患者さんが多いためか、雑誌より健康を重視した指導箋が待合室に充実
おもしろいですよね。
これが、全国になったらどんな違いが見えてくるのでしょうか。
地域により、患者さんの傾向が全く違います。
したがって、薬剤師としての患者さんとの接し方、薬局の立ち位置も異なっているように感じています。
この違いを明確にして、もっと掘り下げていくために、今後は都内近郊のみではなく地方へも行ってみたいと思っています。
(写真:RISFAX様の記事からお借りしました)
さて、この薬師如来像は右手に「薬壺」と呼ばれる壺を持っているのですが、この中にはなにがはいっていると思いますか?
がっかりさせてしまって申し訳ないのですが、日本で重要文化財に登録されている247体の薬師如来像のうち、薬壺を持つ191体の全ての薬壺は「からっぽ」なのだそうです。
しかし、1997年に唯一の例外が見つかりました。
周防国分寺の薬師如来像です。
この薬師如来像が持つ薬壺は西暦1699年に中身をこめられ、封じられました。
この唯一の例外には、何が入っていたのでしょうか。
という取材をして参りました。
記事はRISFAX様のウェブサイトに掲載されていますので、ご興味のある方はぜひご覧くださいませ。
http://www.risfax.co.jp/didi/didi.php?id=294
計画性の甘さや知識不足で、精神的にも金銭的にも厳しかった9ヵ月でした。
特に、6月には住民税の支払いでどっとお金が出て行ったり、国保の支払いが始まったりと、かなりひやひやしました。
それでも、実家に逃げ帰って家賃や生活費の負担を両親に頼ったり・・・という情けない事態に陥ることもなく、なんとかかんとかやってこられたのは、薬剤師の資格のおかげだと痛感しています。
私がフリーになった理由のひとつには、医療系のお仕事だけではなくて、大好きな動物のことやエンタメ系などほかの分野のライティングにも挑戦したいと考えていたことがあります。
さまざまなご縁があって、医療系以外のお仕事も頂けるようになりましたが、依頼を頂くのは医療系のお仕事が圧倒的に多いです。しかも、ありがたいことに新規のクライアント様です。
「薬剤師」という肩書があるおかげで、面識やコネクションのない新規のクライアント様からメディカル系ライティングのお仕事を依頼して頂けるのです。
本当にありがたく思っています。
それに、薬剤師の資格があるおかげでライティングの予定がない日には、単発派遣などで薬剤師として効率よく楽しくはたらくことも出来ます。
それほど頻繁ではないとしても臨床現場ではたらくと、ライターとして沢山のメリットがあります。
1)現場ではたらいている現役薬剤師さんや患者さんのニーズを感じ取ることができる
2)代理店が作成している指導箋やギミックの評判について生の声が聞ける
3)2)と重複しますが、他社が作った指導箋やパンフレットを見ることができる
4)新薬が従来品にどのようにとってかわっているのか(なんとなく)把握することができる
5)流行している疾患の状況が分かる
などです。
フリーになったから分かりました。
薬剤師になって本当に良かった!
一見結びつかないような感じがするふたつの職業ですが、薬剤師の資格を活かして麻薬取締官への道へ進むことは、薬剤師が活躍できる職業のひとつの選択肢になるようです。
(そうそう、意外と知らない方が多いのですが、麻薬取締部は警察の所属ではなく、厚生労働省の所属なんですよ~)
麻薬取締官の募集要項を見てみると、応募資格のひとつに「薬剤師、薬剤師国家試験合格者又は合格見込みの者で、昭和58年4月2日以降に生まれた者」と明記されています。
■参照ページ:厚生労働省麻薬取締官募集要項のページ
薬剤師であることは、麻薬取締官になるのに有利な条件なのですね。
実際に薬剤師の資格を持ちつつ、麻薬取締官をなさっている方もいます。
薬物捜査の現場の第一線で、ばりばりと活躍されています。
先日、インタビューをする機会に恵まれ、その様子が記事になりましたので、もし麻薬取締官を目指そうと考えている薬剤師の方がいたらぜひご覧ください。
■クレデンシャルウェブ:麻薬取締部最前線
〇麻薬取締に関する豆知識〇
「麻薬取締官になって、麻薬探知犬と一緒に仕事をしたい!」
と考えている方がいるかもしれませんが、麻薬探知犬は麻薬取締部にはいません。
麻薬探知犬を飼っているのは税関だそうです。
犬好きの私は、インタビューのときに、真っ先に探知犬のことを質問して赤っ恥をかきました(^^;