2025 .02.01
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2014 .07.06
「新しい創傷治療」で非常に著名な練馬光が丘病院傷の治療センターの夏井睦先生の講演を聴講してきました。
最近、傷の治療方法として有名になってきたモイスチャーヒーリングですが、一方で消毒してガーゼに包帯という乾燥スタイルの治療法も未だ根強い人気ですよね。
ですが、ガーゼに包帯スタイルの創傷治療には落とし穴がいっぱいなのだということが分かりました。
それよりなにより、ガーゼに包帯スタイルの治療をするのは「サディスト医師」という先生の発言に、目ならぬ耳が釘付けになりました。
先生曰く、
ガーゼは傷口を乾燥させる
↓
乾燥したガーゼは傷口にくっつく
↓
ガーゼ交換のときに、かさぶたがガーゼにくっつき、はがすとき痛い
↓
かさぶたがはがれると血が出る
↓
ガーゼ交換のたびに傷が深くなる
傷を治すための治療をしているはずなのに、かえって傷をひどくする、痛い「ガーゼに包帯」の治療をする医師は「サディスト医師」なのだとのこと。
なるほど・・・(笑)。
たしかに、傷を乾燥させて治そうとすると、「あるある」という光景ですよね。
乾燥による創傷治療は、このように患者さんにとって痛みが伴うだけではなく、ほかにもかえって治癒を妨げる点があるといいます。
1)消毒は皮膚を痛めるもと
消毒の原理は酸化還元反応を利用し、細胞膜や細胞壁のタンパク質を変性させて細胞を破壊することを目的としている。
しかし、市販されているような消毒薬には殺菌作用はない。
それなのに、殺菌を目的で消毒液を使うと、消毒はできないのに、人間の皮膚の細胞は痛めつけられてしまう。
結果、傷が悪化する。
2)乾燥は傷口の敵
かさぶたは乾燥して真皮が壊死したもの。
壊死した細胞は再生してくれない。
結果、傷が治らない。
それだけではなく、細菌が傷口にいるままふたをすることになるので、感染がおきて化膿を起こす可能性もある。
改めて言われると、たしかにそうだなあ・・・と感じました。
薬局の店頭にいると、ときどき包帯とガーゼ、あるいは絆創膏を買って行く患者さんがいますが、今度からはモイスチャーヒーリングをすすめてみたいと思いました。
では、どうしてモイスチャーヒーリングが良いのかというと、長くなって来たので、また別の機会に!
待ちきれない方は、夏井先生のHPへどうぞ
http://www.wound-treatment.jp
最近、傷の治療方法として有名になってきたモイスチャーヒーリングですが、一方で消毒してガーゼに包帯という乾燥スタイルの治療法も未だ根強い人気ですよね。
ですが、ガーゼに包帯スタイルの創傷治療には落とし穴がいっぱいなのだということが分かりました。
それよりなにより、ガーゼに包帯スタイルの治療をするのは「サディスト医師」という先生の発言に、目ならぬ耳が釘付けになりました。
先生曰く、
ガーゼは傷口を乾燥させる
↓
乾燥したガーゼは傷口にくっつく
↓
ガーゼ交換のときに、かさぶたがガーゼにくっつき、はがすとき痛い
↓
かさぶたがはがれると血が出る
↓
ガーゼ交換のたびに傷が深くなる
傷を治すための治療をしているはずなのに、かえって傷をひどくする、痛い「ガーゼに包帯」の治療をする医師は「サディスト医師」なのだとのこと。
なるほど・・・(笑)。
たしかに、傷を乾燥させて治そうとすると、「あるある」という光景ですよね。
乾燥による創傷治療は、このように患者さんにとって痛みが伴うだけではなく、ほかにもかえって治癒を妨げる点があるといいます。
1)消毒は皮膚を痛めるもと
消毒の原理は酸化還元反応を利用し、細胞膜や細胞壁のタンパク質を変性させて細胞を破壊することを目的としている。
しかし、市販されているような消毒薬には殺菌作用はない。
それなのに、殺菌を目的で消毒液を使うと、消毒はできないのに、人間の皮膚の細胞は痛めつけられてしまう。
結果、傷が悪化する。
2)乾燥は傷口の敵
かさぶたは乾燥して真皮が壊死したもの。
壊死した細胞は再生してくれない。
結果、傷が治らない。
それだけではなく、細菌が傷口にいるままふたをすることになるので、感染がおきて化膿を起こす可能性もある。
改めて言われると、たしかにそうだなあ・・・と感じました。
薬局の店頭にいると、ときどき包帯とガーゼ、あるいは絆創膏を買って行く患者さんがいますが、今度からはモイスチャーヒーリングをすすめてみたいと思いました。
では、どうしてモイスチャーヒーリングが良いのかというと、長くなって来たので、また別の機会に!
待ちきれない方は、夏井先生のHPへどうぞ
http://www.wound-treatment.jp
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