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昨日22日、福島県沖を震源にマグニチュード7.4の地震が発生しましたが、みなさまご無事ですか。
2011年の東日本大震災以降、被災地での医療供給体制が急ピッチで見直し・整備され、それと同時に、いざというときのために普段から準備をしておくことが大切だといわれてきましたよね。
そこで、万が一のときの備えて、薬剤師が日常業務で患者さまのためにできることを、自分自身再確認する意味も込めて、ここに書き記しておきたいと思います。
それは、患者さまが普段飲んでいるお薬が分かるように携帯で写真をとっておくことです。
※薬情の写真。汚い写真ですみません……。
“お薬のシートの写真”でも良いですし“お薬手帳の該当ページ”、“薬情”など、お薬の名前が分かるものならなんでも良いと思います。
「お薬手帳があるんだから、お薬手帳を持って行けばいいのでは?」
そう思う薬剤師さんも多いかと思います。
私も以前もそう思っていました。
ところが、ある日の投薬中に、
「いざというときには、お薬手帳も持って避難所へ避難してくださいね」
と、いつもの通りにお話したところ、
「そんな、いざというときにお薬手帳なんて持ち出せるかどうかなんてわからないわよ~」
と、笑いながら一蹴されたことがありました。
その通りですよね……。
実際には、普段飲んでいるお薬すら持ち出せない患者さまが多くいらっしゃいました。
それなのに「お薬手帳を持っていかなくちゃ!」と思いつけるはずがないですよね。
なにか良い方法はないものか……。
そう思いながらしばらくして、災害医療に関わるセミナーに参加したり、災害医療に関する取材を通して「いざというときのために、普段飲んでいるお薬の写真を携帯で撮る」という技を知りました。
それ以来、お薬の写真をすすめています。
お薬手帳をすすめていたときには、ピンときていない様子だった患者さまも、
「避難するとき、多分お財布と携帯くらいは持って行きますよね」
というと、「確かにそうね」と納得して、太鼓判を押してくださいました。
患者さまが被災したときの健康を守るために、ぜひ普段飲んでいるお薬の写真撮影をするように声かけを!
安心カードは、自分が外出先で何らかの原因で倒れたり、意識を失ったときに、自分の身元や体質のことを知らせるためのカードです。
安心カードに記載する項目は以下の6つ。
1、氏名
2、血液型
3、緊急連絡先、続柄、氏名
4、かかりつけの病院・担当医
5、服用薬
6、アレルギー(お薬、食品など)
保険証と同じくらいの大きさにするとお財布に入れていつも持ち歩けるので便利です。
私にカードをみせてくださった方は、カードを可愛らしくデコレーションしていらっしゃいました(写真参照)。
また、自宅内で倒れたときのために、カードを冷蔵庫などの目につく場所に併せて貼っておくと良いようですよ!
少し前の話になりますが、鹿児島で開催された第48回日本薬剤師学会に行ってきました。
学会に行くと、企業ブースを回ってみるのも好きな私なのですが、ひとつおもしろい医療機器があったのでご紹介します。
それは、お薬の飲み忘れ防止のために壁に掛ける「おくすりカレンダー」そのものが、一包化の機械から出てくるというWindyさんの調剤マシンです。(まだ開発中とのこと)
どういうことだ? と思いますよね。
私も、ブースのスタッフさんに呼び止められたときに「???」と思いました。
よくよく説明を伺ってみると、こういうことでした。
1)お薬をシートのままカセッターにセットする。
カセッターは写真の上、1~12と書いてある白いところ。
12剤以上あるときは、どうするのか???
発注先にあわせてカスタマイズできるようになるのかもしれませんね。
ちなみに、シートのままの全自動一包化マシンのように、1剤ずつにあわせたカセットの発注は不要。アダプターでシートの形に合わせられるとのこと。
2)お薬が服用時点ごと、日にちごとに全自動で分包される。
例:タテを曜日(月~日)の7マス、ヨコを朝・昼・夕・寝る前などに設定。
※処方箋のデータと分包機の動きが連動しているので、薬剤師は必要な薬をカセッターにセットするだけ。
あとは自動的に、レセコンからのデータにしたがって、分包機が一包化をはじめてくれる。
3)1週間分をまき終ると、シーリングされて1週間分のおくすりカレンダーが出来上がる。
4)そのまま患者さん宅へ持って行く!
と、こんな便利なマシンなのだそう。
カレンダー部分や、シーリングをどのようにするかはこれから開発を進めていくそうですが、一包化のマシンはここまで進化していたのですね・・・。
合格率は、既卒を含めた全体が63.17%、新卒が72.65%。
昨年並みの難易度だったみたいですね。
ちなみに昨年第99回の全体の合格率は、全体が60.84%、新卒が70.49%でした。
脂肪を燃焼しやすくしてくれるのは、コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」という成分。
あまり聞きなれないですね。
どうしてクロロゲン酸が脂肪を燃焼しやすくしてくれるのかというと、とってもざっくり言うと、肝細胞で脂肪を燃やす働きをするミトコンドリアへの脂肪酸の取り込みを増やしてくれるからだそうです。
肝細胞の図を見ても、あまりピンと来ず、TCA回路とかもう一度勉強しないとな…と思いつつ、気になるのは「1日1本、12週間飲用で体重1.5㎏減」です。
先日の薬学会に出展されていた花王さんのブースでもらってきた資料から試験概要をご紹介しますね。
○文献
薬理と治療: 37(4), 333-344, 2009
○対象
20歳以上65歳未満の男女109例、BMI25以上30㎏/m2未満、CT断層診断による内臓脂肪面積が80-170㎝2
○試験飲料
クロロゲン酸類摂取群:クロロゲン酸類297㎎
コントロール群:クロロゲン酸類2㎎
○試験デザイン
二重盲検無作為化並行群間比較試験
○方法
被験者に各試験飲料(185g)を毎日1本、12週間継続飲用させた
○結果
クロロゲン酸類摂取群では、飲用から12週目において体重が1.5㎏減少した(P<0.05 vs 0週目)。
体重のみではなく、内臓脂肪、ウエスト、BMIにおいてもクロロゲン酸摂取群において低減がみられた。
ふむ。
体重に関しては、0週目から12週目に向けて右肩下がりに体重が減っていくので、続けて飲むことが大事ということになりそうです。
まずは3カ月ですかねぇ。
そうそう。
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ちょっと試してみたいと思っている方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。