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少し前の話になりますが、鹿児島で開催された第48回日本薬剤師学会に行ってきました。
学会に行くと、企業ブースを回ってみるのも好きな私なのですが、ひとつおもしろい医療機器があったのでご紹介します。
それは、お薬の飲み忘れ防止のために壁に掛ける「おくすりカレンダー」そのものが、一包化の機械から出てくるというWindyさんの調剤マシンです。(まだ開発中とのこと)
どういうことだ? と思いますよね。
私も、ブースのスタッフさんに呼び止められたときに「???」と思いました。
よくよく説明を伺ってみると、こういうことでした。
1)お薬をシートのままカセッターにセットする。
カセッターは写真の上、1~12と書いてある白いところ。
12剤以上あるときは、どうするのか???
発注先にあわせてカスタマイズできるようになるのかもしれませんね。
ちなみに、シートのままの全自動一包化マシンのように、1剤ずつにあわせたカセットの発注は不要。アダプターでシートの形に合わせられるとのこと。
2)お薬が服用時点ごと、日にちごとに全自動で分包される。
例:タテを曜日(月~日)の7マス、ヨコを朝・昼・夕・寝る前などに設定。
※処方箋のデータと分包機の動きが連動しているので、薬剤師は必要な薬をカセッターにセットするだけ。
あとは自動的に、レセコンからのデータにしたがって、分包機が一包化をはじめてくれる。
3)1週間分をまき終ると、シーリングされて1週間分のおくすりカレンダーが出来上がる。
4)そのまま患者さん宅へ持って行く!
と、こんな便利なマシンなのだそう。
カレンダー部分や、シーリングをどのようにするかはこれから開発を進めていくそうですが、一包化のマシンはここまで進化していたのですね・・・。